アメリカのFDAに承認された「ニキビ・シワ・しみ」に効く【レチノール】を徹底解説

化粧品

話題のレチノールを薬剤師が徹底解説します

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レチノールってよく聞くけど一体なんだろう
詳しくみていきましょう!
化粧品が見たい人は下の記事を見てみてくださいね!

レチノールとは

レチノールはビタミンAのことです。

ビタミンAは、しわ・シミ・ニキビに効果があることが報告されており、医療現場でも活躍しています。(海外では第一選択として使用されています)

レチノールはとても不安定な成分。

それを加工して使いやすくしたものがビタミンA誘導体(酢酸レチノール・パルミチン酸レチノール)です。

化粧品にはこれらの成分が配合されていることが多いです。

“レチノール”と”トレチノイン”の違い

トレチノインを耳にしたことはありませんか?

レチノールと一体なにが違うのでしょう?

下図をご覧ください⬇️

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右の成分から効果が弱く、左に進むほど効果が強いことを表しています。

右の酢酸レチノールから体で代謝(酸化)され、最終的にトレチノインとなります。

作用が強いトレチノインは医薬品しかなく、化粧品には配合されていません。

レチノール、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノールは化粧品に配合されています。

レチノールの効能

レチノールの効果
・シワ改善
・たるみ改善
・シミの排出
・ニキビの抑制
・傷やあれ肌の修復

代表的な治療をみていきましょう!

ニキビ治療

ビタミンAの誘導体は、有効なニキビ治療薬として、アメリカ、欧米ではニキビ治療の第一選択薬で使用されています。

アメリカではニキビ、シミ、しわの治療薬としてFDAの承認を得ています。

ニキビへの作用>
① 皮脂腺を萎縮させ、皮脂腺の機能を低下させる
② 毛穴に蓋をしている角質(角栓)をはがれやすくする。

ニキビは皮脂線(油分を出す腺)が活発になり、

毛穴の入り口に角質が異常に厚くなり蓋をしてしまい、

皮脂がつまることで発生します。

トレチノインは、皮脂腺の異常を抑え、毛穴のつまりを防ぐことでニキビに効くということです。

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ニキビ発生の2つの原因に同時に作用してくれるのね!

シミ治療

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まずはシミのメカニズムを抑えましょう♪

大多数のしみは、表皮の一番深い層にメラニン色素が沈着しています。

これは、メラノサイトという細胞がメラニン色素を作ってしまい、

細胞のターンオーバーがうまく行かないことでメラニン色素が排出されず、肌に残りシミができてしまいます。(下図)

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画像参照:エスエス製薬

化粧品に配合されている美白成分は、

メラノサイトのメラニン色素生成量を減らす働きがあります。

しかしその有効成分は少量だったり、作用が弱いことが多いんです。

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化粧品選ぶときは含有量がどうかも調べた方が良さそうですね

また現在あるメラニン色素を外に排出する作用はないため、

すでに存在しているしみには効果が薄いです。

一方レチノールはどうなのか?

レチノールは、表皮の深い層にあるメラニン色素を排出する働きがあります。

さらに表皮の細胞を活発に増加させます

表皮の細胞はターンオーバーが促され、細胞が押し上げられていき、

同時にメラニン色素も一緒に押し上げられ、2~4週間でメラニン色素を外に排出することができます。(濃度によって効果に差があります)

 

レチノールの注意点

レチノールは副作用として

・赤み
・熱感
・皮膚の剥がれ

があります。

特に肌が弱い方は注意が必要です。

医療現場で使われるトレチノインはより副作用が出やすいため

きちんと用量・用法を守り、副作用が出た場合は使用を止め、医師・薬剤師に相談しましょう!

レチノールの化粧品の選び方

① 自分の肌に合う種類を選ぶ
② レチノール以外の成分もチェック
③ 容器をチェック

自分の肌に合うレチノールの種類を選ぶ

前半でレチノールなどのビタミンAには種類があるとお話しました。

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肌が弱いタイプ:酢酸レチノールまたはパルミチン酸レチノール
肌が強いタイプ:レチノール(原液レチノール・純レチノール)

自分のタイプに合わせて成分を選びましょう^^

自分のタイプがわからない場合は、初めは作用が弱いタイプを使ってみて少しずつ強めのタイプにシプトしていきましょう!

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ある程度使い慣れてきたら原液レチノール・純レチノールを試してみてもいいですね!

レチノール以外の成分もチェック

今一番気になる肌トラブルはなんですか?

ニキビ?シミ?しわ?ハリ?それとも美白?

化粧品を選ぶときは自身の求める効果が期待できる成分を選ぶべきだと考えています。

化粧品によって力を入れている効果は違います。

成分名がわからなくても作用や効果を記載されている化粧品が多いのでチェックしてみましょう^^

☑︎ ニキビ:ホスルファミン・イソプロピルメチルフェノール・グリチルリチン酸2k・サリチル酸・感光素201号・ライスパワーNo.6

☑︎ シミ・美白:トラネキサム酸・ハイドロキノン・ビタミンC

☑︎ しわ:ナイアシンアミド(リンクルナイアシン・ニコチン酸アミド・Wナイアシン)ニールワン

☑︎ ハリ:セラミド・コラーゲン・ビタミンC

*複合的に作用する場合もあります。

容器をチェックする

レチノールは、熱・紫外線・温度に不安定な性質を持ちます。

・容器が遮断性であること
・少量容器
・空気に触れる面積が少ない

大容量は不安定なレチノールを保管するにはあまり適切とは言えません。

またカップタイプだと空気に触れる面積が大きいため劣化の原因に

ただし、カップタイプの場合でも企業努力で安定性の高いレチノールに変えている場合は劣化しにくいので、ぜひチェックしましょう。

他にも光に弱いため、遮光性容器かも要チェックです。

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化粧品は成分だけでなく保存方法・品質管理も大切ですね!

レチノールはいつ塗ればいい?

レチノールは、光老化を抑制してくれる反面

光に対する感度が高いため、紫外線に当たる朝に塗るのは不向きです。

夜に塗ることを習慣にしましょう!

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レチノール配合化粧品もまとめてますので、

自分に合うものを選びましょう!

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