ストレスでなぜニキビが?世界一わかりやすく解説します

ストレス

”ストレスはニキビを悪化させる”

よく言われていることだけれど、体内では一体何が起きているの?

ストレスはいろんな方向から私たちの体を攻撃してくるんです。

知識をつけることで、自然とニキビができにくい選択肢を選び、ニキビができにくい肌になります。

ぜひ自分のものにしてくださいね。

ストレスと自律神経の関係

ストレスがかかるとある神経に影響を与えてしまいます。

なんと言う神経かご存知ですか?

それは「交感神経」です。

覚えなくても大丈夫です。こういう神経があるんだなぁと思っていただけたらと思います。

(生物の復習感覚で聞いてくださいね)

交感神経とは、激しい運動や興奮しているときに働く神経のことです。

反対に副交感神経というものがあります。

副交感神経は、リラックスしているときに働く神経のことです。

その二つを総称して自律神経といいます(図)

ニキビとストレスの関係
参考:中外製薬

この二つの神経は、バランスよく働いています。

どちらかがずっと働き続けてしまうと2つの神経のバランスが崩れてしまい、身体に悪影響を及ぼしてしまいます。

ストレスがかかると、交感神経が優位になってしまい、自律神経のバランスが崩れます

この自律神経のバランスが崩れると、好中球が増加します

余談ですが、はたらく細胞と言う人気漫画のキャラクターにでてくる白血球は、この好中球の代表なんです↓

参考:はたらく細胞

身体に細菌などが感染すると、好中球が感染、炎症したところに行き、細菌類をやっつけます。

これが好中球のはたらきです。

細菌が侵入してくる以外にもストレスがかかると好中球が増えるというわけです。

もうひとつ抑えて欲しいのが、「リンパ球」です。

リンパ球は、異物と戦う武器を作ったり、異物が来たときの準備をする免疫細胞です。

好中球が多いということは、炎症部分があるということを示し、

リンパ球が多いことは、免疫体勢をしっかり整えていることを示しています。

ニキビ肌の人は、好中球の比率が高く、逆にリンパ球の比率が低い

すなわち、

炎症を起こしやすいが、免疫は弱いということを示しています。

ニキビ肌の人は、強いストレスがかかると免疫力が下がり

一方で好中球が増加し、炎症しやすい状態になってしまっているのです。

ストレスをなるべく軽減して、交感神経と副交感神経のバランスを整えることがいかに大切かわかりますね。

ストレスとホルモンの関係

キーワードとなるホルモンは2つです

⑴ ストレスホルモン
⑵ 男性ホルモン

⑴ ストレスホルモン


まず始めにストレスホルモンについて話します。

ストレスを感じると人の体の中では、副腎皮質からストレスホルモン(コルチゾール)と

男性ホルモン(アドレナリン)いう成分を分泌します

ニキビの悪化は、アクネ菌がアクネ菌受容体(アクネ菌を受け止めるアクネ菌専用箱)にくっついて、炎症物質が大量に作られることが原因の一つです(図)

ストレスホルモン(コルチゾール)はアクネ菌受容体の発現を加速させます

そしてアクネ菌受け止める箱が増えることにより、アクネ菌をキャッチしやすくなり、炎症物質を増加し、ニキビが悪化するのです

強いストレスが加わると炎症物質が大量に作られてしまい、赤ニキビができやすくなるというわけです。

⑵ 男性ホルモン 

ストレスがかかるとストレスホルモンと一緒に男性ホルモンであるアンドロゲンという物質が副腎から産生されます。

こちらも覚えなくて大丈夫です。男性ホルモンがでるんだなぁと理解できていたら完璧です。

ここで注意したいのが、男女ともに男性ホルモンと女性ホルモンの両方を持っています。

男女でそれぞれの産生量に違いがあります。

イメージの通りだと思いますが、男性は男性ホルモンの分泌が多く、女性は女性ホルモンの分泌が多くなるのが一般的です。

男性ホルモンと女性ホルモンは、男女で比率は違えど、適切なバランスをとって存在しています

この男性ホルモンのバランスが崩れ、異常に増えるとどうなるでしょうか?

皮脂の分泌が増え、角質が厚くなり毛穴が詰まりやすくなります

それがニキビの原因となるのです。

男性ホルモンの支配領域は、男性のひげが生えている部分になります。

つまり、顎〜口の周りのUゾーンにニキビができやすくなるということです。

よくフェイスラインともいいますね。

ストレスを感じるとフェイスラインにニキビが出来やすくなる理由がここにあります。

また、この男性ホルモンは、精神的なストレスだけではなく、

不眠症やダイエットによる栄養不足、過度の飲酒や喫煙など、肉体的ストレスによっても増えてしまいます

何事も適度な量が体にいい、そして肌にもいいですね。

ストレスと肌細胞の関係

これまでストレスと神経、ホルモンの関係を見てきました。

最終章である肌細胞との関係について見ていきたいと思います。

皮膚の上皮には、「ランゲルハンス細胞」という細胞があります。

この細胞は、免疫機能を持つ細胞です。覚えなくてOKです。

ランゲルハンス細胞の機能をもう少し深堀してみると

2つの重要な役割があります。

①免疫指令の役割:細菌や有害物質が体内に侵入すると、免疫で身を守るための指令を出します
②自己防衛の役割:紫外線や乾燥などの刺激に対する炎症を抑えます

このようにランゲルハンス細胞は、肌に重要な役割を持っています。

強いストレスは、このランゲルハンス細胞を減少させてしまいます。

つまり、ストレスにさらされると免疫機能がうまく働かず、紫外線や乾燥に対しての炎症を抑えることができない状態になってしまうということです。

長くなってしまいましたが、ストレスが体にそしてニキビに及ぼす影響は以上になります。

メカニズムがわかると一言で片付いてしまう「ストレス」に対してイメージや考え方が変わったのではないでしょうか?

現代人には知って損のない情報ですので、ぜひ覚えておいてくださいね。

具体的にどうケアした方がいいのか?何を食べた方がいいのか

詳しく解説していますのでこちらの記事も合わせてよんでニキビケアをしていきましょう。

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