角質ケアについて今回はPart 2です^^
Part 1 では、
角質ケアは本当に必要なの?
という問いや
角質ケアは
①化学的・物理的に不要な角質を直接的に取り除く方法
②細胞機能を向上させ、間接的に角質を取り除く方法
の2つの方法があるというお話もしました。
Part1 では①直接的に角質を取り除く方法を説明しましたね。
まだ読んでいない方は、Part1から先に目を通してくださいね!
それでは
②間接的に角質を取り除く方法をみて行きましょう!
細胞機能を向上させ、間接的に皮膚を取り除く方法
オイルクレンジング
油脂を主成分としたオイルクレンジングは、角質を柔らかくする作用があります。
日々のケアに取り入れることで、
即効性はなくても少しずつ硬くなった角質層を柔らかくしてくれます。
クレンジングオイルを選ぶときの注意点
ドラックストアに売っている300円代の安いオイルクレンジングは、NG
安いオイルクレンジングは、ミネラルオイルが主成分です。
洗浄力はありますが角質層を柔らかくするという意味では効果が薄く、
また界面活性剤を使用しているため乾燥を引き起こしてしまいます。
なるべく使用は控えてくださいね。
オイル洗顔提唱者であるmimiさんのベビーオイルを使用したオイル洗顔方法であれば、
ティッシュでオフするので乾燥を防ぐことができると思います。
オイルを選ぶときは、
油脂成分が入ったクレンジングオイルを選ぶ
・アルガンオイル
・コメヌカオイル
・マカデミアナッツオイル
・アーモンドオイル
・馬油 など
クレンジングオイルにこれらの成分が多く入っているか見てみてください。
成分表のはじめに書かれている成分が、高含有率であることを示しています。
アルガンオイルの特徴
アルガンオイルは、私の一押しのオイルのなのですが、
一言で表すと
天才型の逸材オイル。
アルガンオイルの特徴
・皮膚の弾力向上による抗老化作用(*文献 1)
・皮膚の水分蒸発量を抑制(*文献2)
・角質水分量を増加(*文献2)
肌馴染みもよく、他のオイルと違ってベタ付き感が少ないのが特徴。
お肌の水分量を上げながら、弾力向上もしてくれるまさに天才型の逸材!
デメリットは、他のオイルと比べ少し不安定。天才は不安定を伴いますね
オイルを選ぶポイントは、
大量に入った容器より、少々割高でも少量容器を選ぶことで酸化の影響を回避することができます。
(酸化したオイルは使いたくないですもんね…)
アルガンオイルは、
保湿+抗老化作用!
ぜひ覚えてくださいね!
コメヌカ油の特徴
コメヌカ油は、一途なガードマン
コメヌカ油の特徴
・肌触りは少し重め
・保湿作用
・紫外線保護作用(*文献3)
・紫外線吸収作用(*文献4)
コメヌカ油は、保湿作用があり敏感肌にも使われます。
肌触りは少し重めだけれど、紫外線から守ってくれる一途なガードマン
・コメヌカ油を塗ることで、UVB照射によって引き起こされる耳浮腫を60±9%防止することができた(文献3)
・コメヌカ油に含有されるγ-オリザノールに290nm-340nmの広範囲にわたって紫外線吸収作用がある(文献4)
などが明らかになっています。
天才型逸材オイルのアルガンオイルと
一途なガードマンのコメヌカ油を両方取り入れてみてくださいね。
両方のオイルが入っているクレンジングは、
<全成分>
コメヌカ油、パルミチン酸エチルヘキシル、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、トリイソステアリン酸PEG―20グリセリル**、アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)、マカデミア種子油、トコフェロール、香料 *パーム由来 **なたね、パーム由来
<特徴>
・価格 2140円 (アマゾン価格)
・コメヌカ油、アルガンオイル、マカデミア種子油の3つの優秀なオイルが配合
・無添加に拘っている(防腐剤・鉱物油・エタノール・紫外線吸収物質・着色料・シリコン・サルフェート・旧指定成分)
・90%が天然由来成分
無添加・植物由来にこだわりたい人におすすめです。
天才型逸材オイルのアルガンオイルと
一途なガードマンのコメヌカ油の他に、
角質を柔らかくしてくれるマカデミア種子油も配合されています。
他にも
<全成分>
コメヌカ油、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリン、アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)、イソステアリン酸PEG-3グリセリン、アルニカ花エキス、フユボダイジュエキス、セイヨウオトギリソウ(花、葉、茎)エキス、セージ葉エキス、セイヨウノコギリソウエキス、ゼニアオイ花エキス、トウキンセンカ花エキス、スギナエキス、カミツレ花エキス、スクワラン、トコフェロール
<特徴>
・価格 2456円(アマゾン価格)
・コメヌカ油とアルガンオイルが高比率で配合
・天然の美容液成分が多数配合
コメヌカ油、アルガンオイルの他に
抗炎症作用や色素沈着抑制作用のある
アルニカ花エキス、
抗炎症作用、抗老化作用のある
ゼニアオイ花エキス
抗菌作用・血行促進作用のある
セージ葉エキス
などの天然美容成分が多数含まれているのが特徴
オイル効能の他に美容成分も配合してほしい!という方にはおすすめ
リマーユ クレンジングオイル 100ml リバテープ製薬 日本製 馬油
<全成分>
コメヌカ油、トリイソステアリン酸PEG-20グリセリル、馬油、ジカプリリルエーテル、(パルミチン酸/エチルヘキサン酸)デキストリン、水、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、水溶性コラーゲン、グリチルレチン酸ステアリル、ポリクオタニウム-51、オレンジ油、レモン果皮油、トコフェロール、フェノキシエタノール、リン酸2NA、リン酸K
植物性由来のものが効果を感じられなかったという方は、馬油がおすすめです。
馬油の組成
オレイン酸約35%、パルミチン酸約25%を主成分とし、リノール酸やリノレン酸も含まれています。
これは、ヒト皮下脂肪の脂肪酸組成と類似した組成で、
皮膚浸透性がよく、乾燥した皮膚を柔軟にする優れた効果があります。
油のベタつきがあまりなく、サッパリとした軽い質感なのも特徴です。
植物由来油脂があまり肌に馴染まなかったなぁという方は、
動物性由来の馬油を使ってみてくださいね。
角質ケアを毎日ではなく、週に1、2回したいという方は、
純正のオイルでケアするのもおすすめです。
レミオ(REMIO) オーガニックアルガンオイル 美容液 単品 30ml
オーガニック認定を取得した100%ピュアなアルガンオイル
すっと肌に馴染む手触りに驚きます。
アルガンオイルは、
抗酸化作用がオリーブオイルの2〜4倍
しみやしわ予防にも◎
ただし、ニキビ肌、脂性肌の人はニキビのもとになることもあるので、毎日使うのは避けましょう!
上手に取り入れることで、
効率的に柔らかく、弾力のある肌に導いてくれます。
ターンオーバーに特化した美容液を使う
こちらも日々のケアに取り入れることで、即効性はなくても少しずつターンオーバーを正常化していくことができます。
ただし、化粧水・美容液だったらなんでもいいというわけではありません。
<選び方のポイント>
・細胞賦活成分を選ぶこと
細胞賦活成分とは?
・ターンオーバー正常化
・細胞・組織への栄養・エネルギー供給改善による細胞および組織の活性化
の効果がある成分をさします。
すなわち、ターンオーバーを改善して、肌細胞を元気にしてくれる成分です。
細胞賦活成分
・サンザシエキス
・ナツメ果実エキス
・ジオウエキス
・アロエエキス
・ザクロエキス
・シャクヤクエキス
・オレンジエキス など
これらの成分が入った化粧水・美容液を選ぶことで
適当に化粧水・美容液を選んで塗るよりも効率的に角質ケアをすることができます。
細胞賦活成分を含んだ化粧品↓


細胞賦活作用があるサンザシエキスだけでなく、ナツメ果実エキス、オレンジ果汁も配合された美容液
口コミに「肌のガサガサが良くなった」という声が多いのもうなずける成分ですね。
ニキビや皮膚が硬いなどのお悩みがある人におすすめです。
周りの人が使っている化粧水や美容液を
ただ使うのではなく、
今自分の肌に本当に必要なものは何か?
ということを考え、選ぶことが大切です◎
<参考文献>
① Kenza Qiraouani Boucetta et al (2015),The effect of dietary and/or cosmetic argan oil on postmenopausal skin elasticity : Clin Interv Aging. 2015; 10: 339–349
② KQ Boucetta, et al (2014),Skin hydration in postmenopausal women: argan oil benefit with oral and/or topical use.:Menopause Review(13)(5),280-288
③Lucas AlmeidaRigoa, et al (2015),Nanoencapsulation of rice bran oil increases its protective effects against UVB radiation-induced skin injury in mice: European Journal of Pharmaceutics and Biopharmaceutics Volume 93, June 2015, Pages 11-17
④ 岡田 忠司(1998)「γ-オリザノールの機能と応用」Fragrance Journal(26)(3),71-77.
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